昨年秋にちょこっと見に来て「いいなー」って思い、初めてエントリーした今年。
震災の影響で真夏の開催になりました。
参加テーマは「楽しく完全燃焼」 目標は「Rクラス10位以内」「森田親方に負けない」
土曜日のイベントもめいっぱい楽しみたかったし、日陰にトランポを陣取りたかったので朝10時に到着。
しかしテージャス入り自体がまさかの渋滞。メーカーのトレーラーに連なって入場しました。
会場はやっぱり華やかで、進行もタイムスケジュールも放送なんかもきちっとしてて、公式戦に来てるんだなーって実感出来ます。(放送のBGMもイイ感じの選曲でした。)
チェックポイントの立派なゲートや造りを見ると明日ここを走るんだなーってワクワクしてくる。
今回は試験的にMTBでの下見がOKってことで、以前勝光山で使ったチャリを持ってきました。
会場内の移動にミニバイクは使用禁止だったし、エントリーとか偵察とかちょこちょこ移動するのにけっこう重宝しました。
トランポから降ろした森田親方の250EXCが、スプロケが丸坊主寸前だった。
よく練習してるのはいいけどこれで来るのはアカンでしょ(笑)
でも大小スプロケ、チェーンとも会場で調達出来るところが大きい大会はいいよね。
普段整備をしない(できない?)親方のマシンをみんなでわいわいやるのも楽しい時間だった。
☆下見
試乗会はいつもの広場ではなくスタートの広場で行われていて、テージャス山の下あたりから下見開始。
山も登りましたよ。自転車担いだり押したりして。だから重いMTBはダメだな。
僕のは古いNISHIKIのアルミフレーム前後サスなし。だからすごく軽い。
平坦や下りではものすごくイイけど登りやガレは余計にしんどい。トータルでは時間短縮になるかな?
でもモーレツに暑くて倒れそうになったので7割程度でギブアップしました。
コースはほとんどがよく見る風景なんだけど、細かくつづら折りにしてなくてハイスピードに回ってくる感じ。
熱中症対策の為か押してナンボの所も無いようにしてあった。
ただし失敗するかも?ってセクションは3箇所くらいあった。馬場下のガレクライムをショートカットで登るラインと、その手前2段ヒル。あと従来の試乗会広場手前の2段ヒル。どれも台風のサバイバル戦で使われたところだった。
☆試乗会
下見から帰ったらウエアに着替えて試乗会へ。
僕的に印象が良かったのは350EXCFと250EXCFのマフラーを換えて元気にしたやつ。
コンパクトに感じたしすごくよかった。
TE250は以前乗ってみた10よりかなり元気な印象に変わっていた。
軽さはパワフルになった分さらに軽快に感じた。その、マスさえ感じなくてエンジンが感覚的に載ってないっていうか、ほんとに2ストみたい。ここまで軽いか!っていう印象だった。
一番良かったと思ったのはTE310!それでも充分に軽くて、でもエンジンのマスというかバイクの動きの中心が一応あって乗りやすいし、パワー感がなんといっても楽チンが出来る感じで楽しかった。
☆試走
そのカッコのまんま続いて試走タイム。すでに砂ホコリが凄くて走る気が萎えた。
前回のレースで整備をミスったので今回はちゃんとしてきた。つもりだった。
何周か回って調子イイと感じたし、さっき乗った試乗車たちよりも自分のが一番イイと思えたから満足できた。
ここで一言いっておくと、こうして最新型と比べるとやっぱり08でもtmのエンジンはスゴイってことだ。
ほんとにパワフルだし使える範囲が広い。イヤな振動もきわめて少ないし、車体も実に頼もしい。軽快感はTEに譲るけどね。
☆夜は
温泉(神楽の方)に行って、地元の美味しい物を頂いて、テントの中で明日の用意をして、日常を忘れてゆっくりした良い時間が流れる。
レースに行ったら一番好きな時間だな。
おまけにこの夜は晴天で月が無かったから天の川もくっきり、濃厚な星空が超綺麗だった。
トイレ小屋の丘に立つとテージャスは空が広いし、プラネタリウム並に鮮明だった。
心配していた暑さもなくテント泊は快適でした。虫が多く蚊帳を持って来たのは正解だった。
☆朝は
JNCCの朝は早い。エントリーは前日に済ませていたが早くからミーティングなどキチンと時間通りに動かないといけない。
あまりにも暑いのでCOMPクラスは30分短縮となった。
すぐFUNクラスが始まり、チェックポイントやピットエリアあたりの通り方、入り方をチャリで見に行く。
COMPクラスはお昼過ぎスタートなので食事をどう取るか迷い、朝昼兼用みたいに食べてみたが失敗が一つ。
現地コンビニでおにぎり系が売り切れてたのだ。こんどからパックライスを持って行こう。
こんな遅い時間にスタートするのは初めての経験だった。
チャンピオンかっけー
☆スタート
初出場のRクラスは最後尾スタートね。
その後ろにはAAライダーが並んでいて傘なんかさしてもらってる。
有名なトップライダーが一人づつ紹介されて一番前まで走っていく、かっこええー。
スタート地点で少し前の列に派手なウエアの章平さんをみつけた。スタートまでヒマなので行って聞くと、箱から出して組んですぐの2012最新300EXC!だそうだ。おそれながら「走る章ルーム」と呼ばせていただきマス!
あと、Bクラスにセローで速いミトモ君も見つけた。
大きなキャリア付きの見た感じノーマルに見える225セロー。ミトモ君はWRにも乗ってるはずだが?聞くと壊したのでセローで来たらしい。
(ミトコさんnice photoいつもありがとうございます)
だんだんスタートが近づいてきてドキドキするはずなのに空腹感の方が強い。ご飯の食べ方を失敗したな、おなかがすいちゃった。
さてスタートのフラッグが振られ、やはりものすごい砂煙の中を走っていく。
第一コーナーで一人転けたので外側から。
混乱の土手を左に見てすぐ全開区間だけど、もう5mも前は見えない感じで息も出来ずテージャス山を登る時も目をつぶって走ってる状態だった。
☆前半
1回目のチェックポイントは半周ほどですぐに到着した。
濃い砂煙でここまでに誰がいたのか、チームメイトは?ミトモ君は?誰がどこにいるのかぜんぜんわからなかった。
自分では順調に走ってるつもりだったけどどんどん抜かれていく。
数周回ってると赤ゼッケンにラップされだした。速い!
なんていうか「どうやってパスしよう?」みたいな感じがなく、ダーッと後ろから来た!と思ったらどっちからでもためらわずスイスイ抜いていく。ラインなんか関係ないって感じで、ほとんど僕は木のようだ。
話題の能塚選手、うちの末っ子娘と同い年なんだな、かんがえられん。
余計な力が入ってなくて楽〜な感じで、終始前に座って乗ってる姿勢が印象的でした。
黒沼に近い方の2段ヒルでいいものを見た。
前走者が登っててどうするか?
自分は前で失敗されたら巻き添えを喰うからちょっと見てる。そこへ話題の能塚選手とかがダダーッと、かたまりでやってきた。
もうそのままかたまりで登っていきますね。んで、たとえ目の前で失敗されてもどっちにでも逃げる余裕を持ってます。
そして三角定規の頂点のような2段目を越えた瞬間です。
ここは越えた時にシーソーのようにバタンとフロントが落ちて前転しそうなイメージですが、すかさずこの人たちはバッとアクセルを開けて降ります。蹴られた土が空に向かって飛びます。
水掛けサービスは勝光山などいままで甘えたことが無かったのだけど、ほんとに暑いので初めてバケツで水をかけてもらった。
すごく気持ちよかった。
これはチームのタナカさん
☆中盤
暑さでやられたのかコース脇で休憩してる人が多い。
馬場下のガレクライムを1回失敗。
僕もtmで1時間以上走り続けたことがない未体験ゾーンに入った。
短時間の練習ではちょうど良いと思っていたサスセッティングがどうも硬くてしんどい。
地面が見えない砂煙の中をがんばって走ってると突然ギャップを踏んでものすごい突き上げが来る。
お尻をバン!って叩かれて→アうっ! どんどん体力が無くなってきた。
駐車場裏のヒルクライムではオレンジ色の彼、すごいリアクションしてくれて毎周楽しかったです。
一度中途半端に飛び損ねてこの斜面に前から刺さった事がありました。
前転グシャッとつぶれる!って直感したのに、tmったら「ぷるん」とイナしてリアがグリップ!なんと竿立ちになって収束したのです。ストロングで安全な車体に助けられ、びっくりしました。
コースの奥の方、マエダッチさんがドリフトコーナーをイメージして造ってくれた広いフラットコース、ここでもみんな速いのを実感しました。
きれいなtmのこの選手、何度も抜きつ抜かれつ同じペースで走っていく。
かなりずっと一緒だった。まるで2台でツーリングしてるようだ。
その様子がそのまま米粒サイズでBIGTANK誌に載ってしまった。チャンピオン小池田選手の後ろだ、ラベルが違いすぎる。
☆終盤
ガソリンを補給した方が安心かなってピットインしたら思わず給油を手伝ってくれましたありがとう!
予想外のピットサービス嬉しかったデス!
ヒゲカジさんにもよく会ったよねえ、まーたいた!みたいな。
あと疲れてきてペースが落ちるとますますサスが硬く感じる。上で何かアクションしても全部喰われる感じ。
そんな時、黒沼の手前でBETA斉藤選手がすいっ!と通り過ぎていったのだけど、僕の目の前でグッと踏んで溝をピョーンと飛んでくれたわけ。
ま、基本的にうまいんですけど、、、それはわかってる。でも柔らかいっていうかダンパーあまり効かしてないなあって思った。
あと、狭いウッズに入る手前で石井選手もすいっ!と通り過ぎていった。ほんの数メートルしか無い場所でもこまめにアクセル全開。
石井選手ほんとにカッコよかったです、乗ってる姿勢がカチッと決まってて。こういった選手の走りを同軸上で見れるってすごい経験ですよね。
なんたって小池田選手と鈴木カントクがバトルしながら自分の横を過ぎていくわけですよ。こんなすごいエンターテインメントあるでしょうか。良いモノ見ました。
対照的に自分は体力をほとほと使い切り、なんでも無いところでコケだした。
1コケでもれなく数台抜かれていく。
今日みたいなコースだと転けてはいけないよな。
☆ゴール
30分短縮がありがたい、と思いながらヘトヘトでゴール。
うれしはずかしフィニッシャーズロード。
結果はごらんのとおり、
こんなリッパなものをもらって帰れます。通知簿見せるの恥ずかしいけど。
見ると順位はじわじわ登り調子だったんだな。じゃああと30分走りたかったな(勝手)
チームの森田親方はRクラス2位!
おめでとう!もうスプロケ換えてあげませんよ。
親方には負けたけど、楽しく完全燃焼は出来た。
総合で50位には入りたかったな。もっと体力と練習だな。
ミトモ君はさすがにスムーズだったね1周も負けてしまいました。
負けては、、いけなかったな。
ヒゲカジさんに絡まってやる〜
日常、忘れられるからね、楽しいよ、苦しいよ、ウェ〜ン
琴引逝けたらよろしくデス!
もう、あんなハイスピードは目がついていかんね、それと、
30分短縮されたので、ピット必要なかったのに入った自分がバカ
入らんかったら、もう一周いけたかも〜、かもかも、
琴引、エントリーした?、テラさん好みよ、きっと、楽しいよ〜