クラッチの油圧化以前、ワイヤー式のまま操作を軽くするページを書きましたが、クラッチ板を強化したのをきっかけに指の負担をより軽減するため油圧化しました。
手前に写っている幅の狭いフリクションプレートとスプリングのセットを除外、幅の広い板に交換して同じ物にそろえました。もちろん全部新品で。 こうすることでつながるパワーは上がったのですが切れが少し悪くなり、レバーの調整を深くしないといけなくなり、これで走ったアクサバ4では左手が上がってしまい、チェンジもしにくくかえって苦労した。と言ったら、オートスポーツ加古川の松井サンが「そぉんなもん、これつけんかぁ」とビール片手に出してきたのがコレです KOレーシング製 スコルパTYS125F用油圧クラッチ化キット(詳しくはリンクからどうぞ) コレはすごいでえー、マ○ラのやつよりぜんぜんええ。と言う。 確かにマ○ラの物は戻りがにぶい。スパッとつなぎたい時にぬっ、と戻ってくる。本体も大きく重い。2台しか握ったことないですがどっちも同じような感じでした。以前、油圧に替えてもあまり良くないと書いたのはこのイメージがあったからなんです。 急に出してきて、今そこでつけんかぁ〜言うけど、ツケで持って帰って、さっそく重さを比べてみました。 ホースが極細超軽量の樹脂なので、全体では少しだけ重いにとどまってます マスターは普通にトライアル用のAJP、ホースがホントにこんなんで大丈夫なん?というくらい見た目たよりない。 黒の蛇腹はたんなる保護パイプ。中に細いストローみたいのが入っている。話によるとブレーキにも使えるくらい信頼性があるらしい。 ただしこのキット、違うバイク用なのでそのままポン付けには出来ませんよ。 ワイヤーケーブルのアウターの先がはまっていた輪(シリンダーブロックに固定されている黒の鉄ステーの先)は広げないと小さくて入りません。 まあ、これはプライヤーとマイナスドライバーで広げられるのですが。 大事なのはクラッチアームを切って溶接して長さと角度を変えないとダメなことです。 右の薄く長い画像がノーマル位置です ご覧のように短くして左に振らないとダメです もっとスパッとつなぎたい場合は、より短くもう少し左に振った方が良いんですが、反面、半クラッチの細かいコントロールがしにくくなるのと操作が重くなります。 黒のステーが油圧のパワーに負けてしなり、指の力をロスしていたのでアルミパイプで「つっかい棒」を作りました。 4JG1ではこの位置になるのでものすごく熱くなります。試しに走ったサバ広で、急しのぎの「アクエリフルード」(広サバのページに詳細アリ)が沸騰したので100度は超えてくる証拠です。 これはシリンダーブロックからの輻射熱かと思っていたら黒のステーを伝わってくるようです。 で、パソコンショップでヒートシンクを買ってきて付けました。 ついにすうぱあセロー号、パソコン部品ともコラボしました。 (切った残りのヒートシンクはレギュレータに付けてやりました。) セローももう少し後の型式ならクラッチワイヤーをエンジンの右から通し、このユニットはクランクケースの上に付けることになります。 本当はその方が転倒時のダメージとか熱の問題とかを回避できそうですが、熱に弱いホースをエキパイ回りから通してこないといけません。 問題が出るまではこのままテストです。 で!インプレです。 操作感がやっぱり滑らかなんですよね これでEDごっこ、勝光山トレール戦、西脇ナメトラなどを走ったのですが、最後まで左手人差し指がつらくなることはなく、腕上がりで集中力が切れることもなかったです。 トライアルでもエンデューロでも最後は左手からあがってしまい、切りたいのに進んでしまうと言うことが回避できます また、何度も左に転倒しましたが幸いユニットやホースのトラブルは一度もありません レバーを引く重さ、指の負担感は、 いろんなトラ車と握り比べましたが若干重い気がする程度、モノによっては勝っている物もある、そんな感じです。 急つなぎの速さを求めなかったらクラッチアームをもう少し長く加工すると、まさにトラ車並みになると思います。 あくまでもスコルパ用のキットなので、ご自分で試行錯誤しながら取付ける必要がありますが値打ちはあると思いました。 自分は高めのギア設定でいつもクラッチを使っている乗り方なのでとっても気に入ってます。まあその乗り方もどうかなとは思いますが、、、もう手放せません。 *******温度データの追記******* 7/27ナメトラに行ってきました セクショントライが終わって200mほど林道を走ってピットへ戻り、アイドリング状態ですぐ赤外線放射温度計で測ったデータです シリンダーブロックの右側 160℃ シリンダーブロックの後側 160℃ シリンダーブロックの左側 140℃ シリンダーブロックの後ろのクランクケースの上 130℃ ステーに取り付けたヒートシンク 100度 油圧クラッチユニット 80度 ちなみにエキパイの最初の曲がり部 400度 クランクケースの上の温度が意外と高かったです ここにクラッチユニットを付けるのは決して熱的に楽ではないことがわかりました。 シリンダーブロックの左側はおそらくカムチェーンが通る空洞があるから低い模様 ヒートシンクがかなり熱を捨ててくれているようです(なければユニットは100度弱?) シリンダーブロックってもっと温度高いのかと思ってました。 しかし、ゲロコースで、フィンに泥が付き、もがいてヒルクライムしているような時はもっともっと高くなると思います そんなデータはまた測って追記しますね 2008.07.24 Thursday 12:43 [トライアル向きの対策など]
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すうぱあセローの秘密とか
セローのいじくりをベースにエンデューロ物とかなんやかんや書いてます。
怪しい記載もあるのでまねっこするときはご注意くださいね
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ほとんど試運転状態にてブラックバレー2023逝ってきました 結果は2周。
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ヤフオクSMARTCARBφ28mmにたくさんウオッチ+ご入札頂きありがとうございました!
アクセルが軽くなるバネがまだ在庫あるので、欲しい人がもしいるのなら出してみてもいいかな?
次は250Rをゆっくり整備して出品しようかなと思ってます
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