すうぱあセローの秘密とか

セローのいじくりをベースにエンデューロ物とかなんやかんや書いてます。
怪しい記載もあるのでまねっこするときはご注意くださいね

−−−−−−−−−−−−秘−密−的−粒−焼−−−−−−−−−−−−−−
FREERIDE 250R(2016)→FREERIDE 350(2015)へ乗り換えました
ほとんど試運転状態にてブラックバレー2023逝ってきました 結果は2周。

G-NET第6戦 寺山牧場 結果はチェックポイント2は通過
四の沢の途中で時間切れ、25位でした
寺山の沢は手ごわかった!

ヤフオクSMARTCARBφ28mmにたくさんウオッチ+ご入札頂きありがとうございました!

アクセルが軽くなるバネがまだ在庫あるので、欲しい人がもしいるのなら出してみてもいいかな?

次は250Rをゆっくり整備して出品しようかなと思ってます
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−

★最近のUP★latestボタンで
 ・フリーライドを4スト350に乗り換えた
 ・S-LOCK公開とビードロック考察
 ・マニュアルカムチェーンテンショナー自作
 ・セルモーター復活祭
 ・SC2キャブの操作ミスご注意
 ・ブラックバレー広島レポート
 ・2T腰上整備からのプラグ話まで


リンク&コメントは右上のボタン(Links &)ですー

S-LOCK公開とビードロック考察

「パンクではもうリタイヤしない」

パンクを恐れなければ、本当はいくらまで落としたいですか?

S-LOCKならそれが可能です

S-LOCK とは?

「ハードエンデューロ用に特化した

強力なビードロックデバイス」です

S-LOCKの S ってなに?

ストロングのS、スクリューのS、すうぱあのS、、、、

 

どんな特長?

・パンクしてもビードが全周落ちる事が無いので、大気圧や0.1等の極低圧設定でも安心して走る事が可能です。

・リムとビードの固定強度は強力で、落ちたりズレたりしません。

・ノーマルの重いビードストッパーは0個!不要です。

・S-LOCKで使用するロックパーツ(消耗品)は1輪に付きたったの20gで軽量、かつホームセンターで安価に購入できて運用コストが安いです。

・1個1gちょっとのロックねじを、リムの全周に均等に18個配置するので回転バランスを崩しません。

・タイヤ脱着に必要な工具は、タイヤレバーの他にラチェットプラスドライバーのみ。

・ロックネジを脱着する手間と時間は増えますが、ビードストッパーが不要なのでタイヤ交換自体は簡単です。

・使い慣れたチューブを使用しタイヤ圧データは今まで通り(ビード上げ及びタイヤ圧設定の為にチューブは必要です)

・もしレース途中でパンクした場合は修理をせずにそのまま大気圧でゴールまで走ってしまう考え方です。

・タブリスのようなトラブル要因(インナーチューブのトラブル等)がありません。

・タイヤ内エアボリュームを占有する物が無いため、タブリスの様な空気圧のマイナス補正は不要でグリップが良いです。

・ムースと併用が可能です、柔らかいムースでも空転する恐れはまったくありません(但しビードが上がる事)

・チューブサドルとの併用が可能です。

・S-LOCKの穴をテープ等でふさいで頂くと、一時的にビードストッパー仕様に戻して運用する事も可能。

・丁寧に扱って頂ければバイクの寿命まで使えます。

・10年以上ハードエンデューロレース参戦や実走テストをしていますが起因するトラブル、タイヤやリムの破損などは1度もありません。

 

デメリットは無いの?

・素早いタイヤ交換には向きません、個人的にはビードストッパー3〜4個使用時相当の時間が掛かると思います。

・そのためオンタイム制エンデューロには向かないと思います。

・ボルトオンパーツではありません、リムを送って頂き加工する必要があります。

・リム1本に特殊なねじ穴(約3ミリ)を18個加工設置します。

・リムのビードシート部に穴を空けるのでタブリス等は使えないリムになります。

・S-LOCKを解消したい場合、リムは元には戻りません。ねじ穴を特殊接着剤GM-8300で埋める事となります。

・S-LOCKの穴を埋め戻してもタブリス等は使えないリムになると思います。

・使用するタイヤのビード部に穴傷が入ります、またビードワイヤーに鋼線を使用しているタイヤに限ります。

・タイヤのビードワイヤー周りの造りによっては適用できない物があるかもしれません(要調査)

・バイクをリセールする場合、ハードエンデューロ用途でなければ価値が下がるかもしれません。

・基本的にレース用です(公道テストもたくさん行っていますが自己責任とさせていただきます)

・今のところ18インチ〜21インチの125〜250ccまでが適用範囲です。

 

アイデアの権利関係は?

・二輪車用で同様の出願がされてないか調べましたがありませんでした。

・S-LOCKの構成・構造について特許出願(特願2021-114577号)をして権利化を目指しましたが、進歩性を理由に拒絶査定となりました。

(S-LOCK出願図 ビードワイヤーとネジは積極的に係合する)

 

・主な背景は1983年にトヨタ自動車さんが車用で同類の物を実用出願(実願昭58-33993号)していて、その公開文献内容からの進歩性が足りないという事でした(本件は検索もれ)

・S-LOCK出願の核心の部分は、トヨタさんの実用新案出願とは大きく考え方が違うのですが認められませんでした。

・トヨタ自動車さんは出願しただけで権利化しておらず、また年数も経っているので現在誰の権利でもありません。

・名称「S-LOCK」は商標登録をしました(登録第6545101号/第12類オートバイ関連)

 

ビードロックアイデアの経緯は?

・1980年〜90年代にトライアル競技をしていた方なら記憶があるかもしれない「リム+皿ねじによるタイヤの空転止め」

これはトラ車がチューブレス化する前に一部で流行っていた加工で、リムのフランジ部分に皿穴を開け、リムの横からタイヤビードへねじを突き刺し、

ビードストッパーだけでは空転を防げない事を補助する、というものでした。

・ヤマハさんが1987年に特許出願(特開昭62-39301号)したのがリムのフランジ部分から内側へ向けて(スラスト方向に)ピンが複数植え込まれている、という物でした。

タイヤのビードが上がった際、内側に向かって立っているピンにタイヤのビード部分が外側へ向かって刺さり空転を防ぐ。という構造でした。

・ところがこれらは高いタイヤ内圧があってこその効果であり、パンク時や低圧運用ではねじやピンから抜けてビード落ちをしてしまいます。

・また、リムフランジに切り欠きの多い皿穴を開ける事はリムの強度低下を招きます。丸いなべネジの頭があると障害物に当たるから皿ネジ→皿穴だったのだと思いますが。

・私はスラスト方向ではなくラジアル方向に変え、なべねじを使って皿穴ではなくし、穴を小さくしてリムの強度を保つとともに、ビードワイヤー束の中にねじ山を入れ込む事で固定強度が飛躍的にUPしました。

・2012年に熊本県で行われたG-impactをセローで完走ゴール出来たのは、まだ開発初期段階ではあったもののS-LOCKにより極低圧で走れたからだと思っています。

・その後、tm250F-enやKTM Freeride250Rなどで開発・テスト走行を続けており10年以上の使用実績(問題発生ゼロ)があります。

・この1年間は乗るのもガマンして特許取得に挑戦しておりました。

 

S-LOCKの加工受付は?

・メッセージなどでご相談ください

 

ご注意

・リムとビードをねじで固定する構造は、現在誰の権利でもありませんから実施することは自由となっています。

(安全性を担保する目的で権利化を目指しましたが達せず残念です)

しかし安易に真似をするとリムの強度低下を招いたり、危険につながる可能性がありますからおやめになった方がよろしいかと思います。長持ちする強いネジ穴をリムに作る所が要所となっています。

・「S-LOCK」は登録商標ですからこの名称についてはオートバイ関連では他の方は使えません。

・S-LOCKを施工するには規格外の特殊なタップを製作する事から始めないといけません、ここにもノウハウが詰まっています。

・良く似たねじで、先端がドリル形状になった物がありますがこれを使用してはいけません、ドリルねじを使用するとリムに開けためねじとの嵌め合いがゆるく、またアルミ合金であるリムに対してねじピッチが小さすぎ、ネジ山の寿命が短く壊れてしまいます。

・またドリルねじは、S-LOCKに比べてねじピッチが狭いため、ねじ山間にビードワイヤー素線が入り込まず強度が出ないばかりか、ビードワイヤーやコード類を傷める恐れがあります。

・その他コンクリートネジ等の硬い素材もダメだと考えます、ビードワイヤーに「硬度で負ける」物でなければビートワイヤーに到達した場合に良くありません。

・2023年には特許庁公報にてS-LOCKの出願文献が公開されますが、核心の部分やノウハウは微妙にぼかしたり書いてなかったりしますので、ここは企業秘密となっています、あしからずご了承ください。

 

最後に

・賛否両論あると思います。そもそもタイヤはネジが入ってくる設計になっていません。バイク整備の観点においてはタブー、最初に思いついた時は「これはやったらアカンやつだ」と自分で思いました。

・しかしどのくらいダメなのかはやってみないと解りません。そこで実際に自分で実験してみたところ、どんなに乗ってみても何の問題も起こらないのです。ひとえにタイヤの製造技術が素晴らしいと感じます。

・より良い効果や強度、作業性向上を目指していろんなビスや長さ、本数、位置、10年以上試行錯誤しましたがリムにクラックが入ったり、ビードワイヤーが切れたりしたことは一度もありません。

・ハードエンデューロ用途としての長所は捨てがたいものがあります、また近い将来は電動化などでより軽量化を必要とする時代になる事を見据え、とても迷いましたが公開することにしました。

・このページはβ版に付き加筆・訂正を行っていきます。2022.11.10

 

 

ハードエンデューロ向きの関連デバイスあれこれ

 

・ビードストッパー

 メーカー標準としてオフロード車の1輪に1個装備されている。

 装着位置のリム中央に大きなボルト穴を開ける必要あり。

 旧式の物は金属部分が多く重い。

そのため1個装着で速度を出すと遠心力で回転振動を発生させる。

 ビードストッパーの規格、リムやビードとの相性によっては機能せずリムずれを起こす場合がある。

 1個装着でパンクした場合、ビードのほぼ全周がビード落ちして走行が困難になる。

 

・ビードストッパー複数個化

 低圧指向のユーザーは複数個に増やす場合が多く、2個派が多い。

 1個→3個にする場合はY位置で良いのだが、2個→3個とする場合は悩む事になりがち、4個は多すぎてまた悩む。

 多くすれば重量が増え、硬いのでピンチフラットを招く確率も増え、装着に手間が掛かる悩ましさがある。

 

・タブリス(TUBLISS)

 ビードの全周を高圧の細いチューブでリムに圧着する、いわば「高圧チューブ式全周ビードストッパー」

 通常のチューブは不要となり、チューブレス状態で運用出来る。

 チューブを使用しないのでタイヤトレッド面がフリーになりグリップが良いとされている。

 しかし硬いインナーチューブがエアーボリューム内を多く占有しているので、設定圧よりも高く感じ、減圧補正を必要とする。

 インナーチューブが機能していればパンク状態になっても走行は可能である。

 インナーチューブがパンク、あるいは減圧した場合、走行は不能になる。

 インナーチューブは比較的高価で替え時に迷う。

 リムのビードシート部、またタイヤのビード部が清浄でなければ気密が保てないから、泥だらけのフィールドでタイヤ交換をするのは困難。

 低圧用のゲージで誤って高圧バルブを計ってしまいゲージを壊す事があるある。

 

・ヘビーチューブ、スーパーヘビーチューブ

 岩とリムに噛まれて切れるなら厚くしようという単純ではあるが必須アイテム。

 厚くすれば当然重い。ゴムは意外と重い。

それでもパンクする時はパンクしてしまう。

 タイヤ内の波打ち現象でチューブがズレていき、バルブ近辺が千切れてしまうのも厚ければ防ぐ効果がある。

 

・ビードストッパー2個内蔵ヘビーチューブ

 韓国で使われているらしい、詳細は不明。

かなり重いそうだ。考えてきたなと思う。

 

・ムース

 そもそもパンクしない点においては最強。

 脱着に練習と慣れが必要。

 装着後に硬さの調整が出来ない。

 重い、初期は硬い、走行フィーリングがエアーとは違ってしまう。

 低圧感のある柔らかい製品もある、穴だらけにして低圧感を出すユーザーもいる。

最新情報では「輪切りムース」なるものが使われているらしい。

 柔らかすぎるとビード落ちする可能性がある。

 ビードストッパーが機能せず、リムずれを起こして走行不能になった事例がある。

 

・チューブサドル

 チューブとリムの間に挟むスポンジ材質の「まくら」でピンチフラットを防ぐ。

 見た目よりも重量は非常に軽い。

 パンクしにくくなるので1段階薄いチューブを選択出来る反面、タイヤのサイド部が硬くなりコーナリングで弾かれる印象となる。

 やはり硬く感じるので減圧補正を必要とする。

 タイヤの脱着がしにくく個人的には嫌。

 

・S-LOCK

 パンクしてもビードが全周落ちないので安心して極低圧で運用が出来る。

 パンク予防の為に高めに設定しなくて良いから走破性が高まる。

 タイヤ内エアボリュームは容積の100%すべてが有効になり、タイヤが変形する時の圧力上昇が小さいので反発が小さくグリップが良い。

 非常に軽量でホイールの回転バランスが良い。

 通常のチューブを使用するのでタイヤ圧の管理が楽で走行フィーリングが同じ。

 ビードを上げる為にもチューブは必要。

脱着には少し時間が掛かるがフィールドでのタイヤ交換は出来る。

 交換パーツは非常に安価で、ホームセンターで入手出来る。

 タイヤのビード部に傷が入るから装着タイヤの長期使用はお勧めしない。

 公道使用も一応お勧めしない。

editor てら

最強?のブレーキセーバー

さて、ゲロなエンデューロレースを3〜4時間も無事に走り切るには軽量化ばかりしていてはダメなのであった。

これは勝光山で切り株にヒットし、ちぎれてしまったブレーキセーバーのステンレスワイヤーだ。
新設のウッズを走っていて切り株にブレーキペダルが当たった瞬間「ジャギ」と音がして一瞬でちぎれてしまった。
ワイヤーが切れたのでブレーキペダルも曲がってしまった。降車して石で叩いて直すのに2〜3分ロスした。

この自作ブレーキセーバーは2代目で、2本を掛けていたのだが勢いでぶつかる時の破壊力は相当なものだと知る。
(への突っ張りにもならなかった初代はこれ

セローは足元が低いし避けるのがヘタなのでペダル類がよく当たってしまう。
なので過去最強?のブレーキセーバーを!としたのがこれ4本も掛けてやったり。
踏む時のストロークを邪魔せず、かつ当たった時にすぐ抵抗してくれるような長さ角度にセットするのが難しい。

こんどは衝突エネルギーがどこに吸収されるのかは謎である、、、
僕がスーパーマンのように飛ぶのかもしれない(飛距離2mくらい・笑)

曲がったペダルも万力で伸ばして、、、こいつはアルミにするとか軽量化が出来ないので、なんちゃってシルバーに塗ってやった。

それとついでに余談だけど、先っぽの踏む所、ギザギザのU字型、上にずらして溶接しなおしてるのわかるかな、、、
トラ車ほど高くないけどステップと同じ位の高さで踏めるようにしてある。


7/6追記
昨日教えてもらった話によると、世の中にはもっとすごい最強なブレーキセーバーが存在するらしい。
最強?の、、、の?は何か不気味な予感がして付けていたが合ってたようだ。
なんと鎖を掛けるんだって!!すうぱあセロー号にはヘビーすぎるけどね、、、、すごすぎる、見てみたいな。

09TED 第4戦 勝光山のあと、追記
切り株や沢があり、必ずと言っていいほどブレーキペダルが犠牲になる勝光山を、今回はノートラブルで走れました。
やはり何かにヒットさせた跡があるのですが、強化したブレーキセーバーが効果を発揮し、少し曲がっただけで済みました。
editor てら

ブーツカバー

ブーツに小石が、ここから、入ってきませんか?僕のふくらはぎが貧相だからスキマがあるのかもしれないけど。

レース中だと止まって出すわけにもいかず、だんだん下に降りてくる小石の痛みに耐えながら最後まで走らないといけない。

ある時、セローの大先輩がこんな事をやっていた。やってみるとかなり有効!ぜんぜん違う。

しかしそれでも、コケたりハマったりいろんな事をするので途中で剥がれたりして、やっぱりどっちかの足に1個くらいは石が入ってきて痛い目に遭う。
原因は足の外側、ブーツの上端に大きく段差があるのでガムテで塞ぐのが実にやりにくいのですよ。
ガムテの糊は強いのですが、剥離材が塗ってある面に重ね貼りするから割と根性が無いんですね。

ガムテ式の良い所は、ブーツをヒザまで延長したような足の安定感がUPしたような感じになります。
悪く言うと動きが妨げられる。特にねじる方向には回らないのです。
見てくれはこの際、気にしない事にしよう。ツーリングじゃないからね。

そこで考えた。壊れた傘をバラして、型を取って切り、、、


こんな物を縫ってみました。パンツのゴム、8コールを通しました。こだわってL R あります。
昔、黒眼鏡の事務員さんが腕に巻いていたやつ、腕抜き だっけ、アレの足版ですわ
って、わかったアナタ!きっとそこそこの年齢層ですね!


ツーリングだとこれでいいかな。もうちょっと気の利いた色の傘だとよかったね。

女性ライダーは女モンの傘でやるとかわいいでしょう え?そんなもん作りませんって?(笑)
商品としてブーツカバーなるものはあるのは知ってますが、ブーツ全体を覆うモノで、ここの開口部のみに絞ったものは無かったと思うのですが。
ブーツがボロくて水がどんどん入ってきちゃう人はそれの方がいいかもね。


レースだと上下をガムテで留めると完璧と思うんですけど。破かなければね。
あー破くかなーーやっぱし。
あと、、、、この色の取り合わせはまずいね。

しかしこれの利点は
足の動きが自然で妨げられない。
傘生地なので撥水性は抜群。
ガムテの使用量が格段に減る(トータルで軽く済む)
スタート前の忙しい時にガムテを貼る時間が格段に減る。



ちなみに足をネジってみるとこういう風にシワが出て動けます。
どこまでも回らずにあるところで止まりますが。

実戦投入は2/1のトレール戦(テージャスランチ)にて!
editor てら

オイル注入口をしばる

ただ単に細い針金でつないだだけ、なんですが。


しかし、このフタを走行中に落とした事のある人は
それがどんなに困った事態を引き起こすか身にしみてご存じと思う。

すぐ下にクラッチが高速回転しているのでヘタに物を詰めるわけにもいかず
エンジンを掛けるとオイルが激しく噴き出して減ってしまい、そこらじゅうオイルまみれになる。
焼き付き覚悟でエンジンを掛けるわけにもいかず、押して帰るしかない。
それが山の中だったりするとどうしようもないくらい困るはずだ。

近々UP予定の「クランクケース内負圧化」に関連して「大気圧に戻す」ためにこのキャップを開け閉めしていたらついうっかり「ギュッ!」と閉め忘れてテスト走行に出てしまった。

近い所でキャップが無くなっているのに気が付いたから良かったものの、レース中や遠い所だったりするとぞっとしたので1本くくりました。

ま、そんなドジしなきゃ済むことですけどね。
editor てら

泥よけスポンジの更新

以前、サバ広対策(エンデューロ向きの対策)のページでUPした泥よけスポンジですが、
最近良い材料が入手出来るようになったので作り直しました。


これは先日のサバイバルin勝光山のゴール後の写真
このテのレースとしては「普通の泥具合」だったけどこんな具合。


ノーマルだとここの空間にイヤというほど泥がのっかり、その重い荷物を運び続けることになる。


これは以前作って紹介した物。いままで使用していた普通のスポンジの泥よけ。
泥つまりを防ぐ機能は果たしたが、目が細かいのでたっぷり含水してしまい、結局重い荷物を運んでいたことになる。(ドライな状態で58gあった)


100円ショップに行くと「水はけのよいスポンジ」と表示し、石鹸置きやスポンジタワシ等が売っている。
材質名としては「ポリウレタンフォーム」ということらしい。
残念ながら大きい塊では売ってないので1000円分くらいたくさん買ってくる。素材コーナーに置いてくれないかな、、、


拡大すると目の粗さがまったく違う。水を掛けるとサーッと落ちて行き、すぐに軽くなる。


完成品を底から見た写真。黒い部分は接着剤でつないだ所。
目の粗いスポンジだけだと土や泥が入り込むので底以外の面に薄い独立気泡のスポンジシートを貼った。


新品と旧品、これは右側用。スイングアームの上面に取り付け、サスが沈むとマフラーに接触するので耐熱材を貼り付けた。


新品は22g 軽い。


エキパイ側 取り付けた状態。


チェーン側 チェーンカバーとエアクリBOXの間に挟まるようにして取り付ける。
スイングアームがストロークするとスポンジが伸縮出来るように作りました。

他にも泥が付きまくり、全体では相当な重さになるんだけど、今の所はYAMAHAのマッドガードスプレーを愛用。そこそこ効果はあります。
フェンダーの裏側にかけておくとある程度の厚さまでしか泥は付着しないし、掃除もしやすいデス。
スポンジを貼り付けるタイプは使ったことありません。。。
editor てら

強靭な白ペンキとしてシューグー使えるぞ

立って乗ると操作を加えるのは両手と両足だけになりますよねえ、
どっちかいうとバランス的には足の方がウエイト大きいと思う。
その両足が最近落ち着かないと思ったらこんなところがピカピカのツルツルになってしまっていた。

意識してないけどかなり足で挟んで乗ってるみたいだ。

じゃあゴム板でも貼るか?というと重いし幅が出る。
白ペンキ? またすぐに磨耗しちゃうだろうね、、、、

で思い出した!靴底補修材。昔はドクターシューズってのを使っていた。
もちろん靴底のすり減り部分に塗るためにね、、、

ここで使えるかも!と思いひさしぶりに探してパッケージを見ると「無臭タイプ」に変わっていた。
以前はラッカーペンキのようなツーンとした臭いがしたはずだ。

それに黒しか置いてなかったのでシューグーの白を買ってきた。

ツーンと溶剤の臭いがする。
新しい無臭タイプとどっちが使いやすいのか強いのかはわかりません、、、

粗いヤスリでフレームの面を荒らしてからこれを手早く均等に塗り、
乾いた翌日、滑り止めのために筋状に塗り足してみた。

トレール戦で3時間15分激しく走ったあとがこれ、

ブーツの革の色が移って茶色くなっているが塗布した厚みはしっかり保っている。
さすが靴底用だけあって耐摩耗性は抜群で白ペンキの比ではない。
グリップ感も良い感じですよ!

擦過ですぐ金属面が出てしまうような所の補修に、シューグー使えます!!
ラインナップは白、黒、茶色。

残念ながら青、赤、オレンジ は無いのですよー!
editor てら

チェーンテンショナーのグレードアップ

コストダウンの為か、このバイクにはベアリングが使われてない所が多々あるんですよね。
Rサスのリンクもブッシュだし、カムの軸受けみたいな高速で回る所もベアリングが入ってなかったりする。
当然、チェーンテンショナーもただの樹脂パイプがゆるくハマっているだけ。
どっちにしろ低回転でトコトコ遊んでねっていうのが読み取れる。
しかーし!ムチ打ってジャンジャン走るのです!(でも僕はMですよ)
「ムチ打つ」なんて書いたら、adsenseが変な広告入れてきそうだ(笑)

今まではこんな感じ。黒の大きい円盤(脱線止めのつもり)をかまして使ってきた。
この軸に高性能シリコングリスを塗ったところでほとんど回らない。
まあ回らなくても良いのだが、チェーンを回すと
タタタタタタ タ タ タ タ タ タ 。 と音がするし、摩擦で偏摩耗している。
直径も小さいのでテンショナーの働きも弱く見える。

で、こんなのを買ってきた。
ベアリングは608Zといって、インラインスケートなんかで良く使われている規格だ。
それが2個とディスタンスカラーが入っている。
穴が8mmのボルトで丁度良いサイズ。

そのままでは入らないので車体側のココを切りますよ。

幸い、8mmのメネジが貫通しているのでココを切るだけで取付けられます。
ただし、切断面の精度は出した方がいい感じです。


重さは残念ながら増えました。
白の旧軸はカットする時に火花と散って消えた刃厚分を1gとすると、差は35gの増加。
マスの下に位置するので影響は小さいかと。

新作の軸ボルトはホームセンターで適当な物を買ってきて長さをカット。
頭も小さく削って専用部品みたく仕上げました。
ボルトの先を5mm出してロックナットで固定する方法を採りました。
もちろんネジロック併用。



チェーンテンショナーの抵抗・・・
例えばトライアルバイクのチェーンテンショナーは「ミニサイズの片持ちスイングアーム状」で、
バネの作用で常にチェーンのたるみを押し上げています。
昔、これを外して乗ってみた時、あれっ?すぅーっと前に進むぞ!と実感した事があります。
それでドライブチェーンやテンショナーの抵抗はバカにならないんだなと知りました。



固定式のチェーンテンショナーって・・・
トラ車のように動かないのに意味あるの?って初期の頃、不思議だったんですがこういう事ですよね↓
軽量化に勢いがあった時は「取っちゃおか?」なんて思ったもんですが、、、
取っちゃダメですよって事で、月刊RC風の図を書いてみました。


図A ドライブ軸:スイングアームピボット:リアアクスル軸が一直線になるまで沈んだ時が一番チェーンが張る所。

図B リアサスが伸びた時、たくさんチェーンがたるみます(この位置で張りすぎる人、多いんですよね。図Aの時にひどいストレスがかかりますよ)

図C この時チェーンテンショナーがあるとたるみが吸収されます

図D サスが沈んだ時はこんな感じ。

ノーマルよりちょっと直径を大きくして、ベアリングが入った物にすれば、少し重くなってもエンデューロ向き(たるみを多目にして走る)にはメリットがあるかなというのが今回の狙いです。

自作レーシングスタンドと干渉したので薄いロックナットに交換して完成。
さっそく回してみると
トゥルルルーーーーーーーーーーーーーーーーーーっと、軽い感じでさっきより長く回ります。
パーツ代1000円程で楽しくグレードアップ出来ました。
editor てら

サバ広対策とあれこれ

いまさら1ヶ月も経ってサバ広のネタもなんだけど、自分のメモ代わりに書いておきましょ。

「なんちゃってブレーキセーバー」です
KTMさんのがあまりにかっこよかったんでマネして作ってみました。
一応、ステンワイヤーでちゃんとカシメたので気休めにはなってます。
黒井沢でブレーキペダルを真ん中から折った事があるのでこれも必要かなと。


即席お助けベルト。
一度も使うこともなく4時間半、ただ風に揺れておりました。
あの絶対切れない荷造り用です。軽いです。でも本気で引っ張ると手が痛いでしょう。
いえ、大丈夫です!みなさんお助けください!

奥に見えるスポンジは、これを先に詰めておかないと同じサイズの泥がここに詰まります。ただ、独立気泡のスポンジが入手できなかったので、水分がたっぷり含水し、軽量化の目的を果たしているのかどうなのか、、、
一応、チェーンオイルやらマッドガードやら吹いておいたのですが、、、

手前に見えるガムテはココでなくても良かったのですが、コース中で何かの役に立つかと思い巻いておきました。ら、1回使いましたね。


最近、材質と形状をバージョンアップしたハンドガード。
毎回レースで粉砕して帰ってくるので、出るたんびに作ってますが、道具があれば簡単に作れるんです、買いに行くより早いです。折り紙みたいなもんですわ。


いっそう怪しさを醸し出す泥よけネット。
冷却フィンまわりからアンダーガードの下までたっぷり泥が付着するので、ピラピラしながら落ちてくれるかなと狙いました。
あと、泥コートで冷却を妨げないようにとの配慮です、、、
アクサバの時はアルミの網を使い、くちゃくちゃになって失敗しました。
今回はPPみたいな高分子素材です!(植木鉢の下に敷く網の計り売りですわ)


結局こんなになったら効いているのかどーなんだか


いや、効果ありますね。冷却フィンがきれいなままです!いつもは泥でこってりエビフライ状態ですからね。
editor てら

ガソリン残量レベル管取付とガソリン取扱注意

CGC第5戦、黒井沢に備えて、ガソリンの残量を直視できるよう工夫しました。
乳白色のポリタンクだとこんな必要もないんですけどね
わずかに重量増となりますが、これによってガス欠のリスクを回避しつつ無駄な荷物(余分なガソリン)を積まずに済ませるのが狙いです。


ご覧のように残量が一発でわかります、レース当日はリットルの目盛りを書いてあったり、満タンスタートで1時間ごとに割った目盛りも書いてありました。(レースは3時間+1周だったから3.5hとして、満タン8Lを割って2.3Lずつの目盛りを書いておき、実際に1時間走った時に1つ目の目盛りを越えて消費していたら最後までもたない予測がたち、ゴールまでに給油が必要になる)


ガソリンコックとキャブの間に三つ又で接続、左上がコック、右上が目視管へのライン。
ホースはリング状のクリップで留めるべき所、インシュロックで代用、、、これは悪い見本。コイツでは1箇所スキマが空くからだめなんですけどね、まあでも2個互い違いにして大丈夫なようです。


上はキャップのホースに接続。すこーしだけ空気が流通するようにウエスを詰める。この詰め方が微妙。ゆるいと液面が激しく動いてしまうし、詰めすぎだと動かない。
後日、ガソリンを入れすぎた時にレベル管を通じてガソリンがどんどん流れてしまった事があり、ここの取付位置はもう少し高い所、ガソリンキャップのすぐ上がよさそうです。


ちなみにガソリンついでに「しったかコーナー」

危険物取扱者の免許を取った時に知ったのですが、ガソリンの性質として以下の事がありますので取り扱いには注意しましょう、、、、

1.ガソリンは温度が上がると膨らんで容量が増える。
 例えば、15℃のガソリン10リットルが25℃になったとき、10.135リットルになります。小さめのコップ1杯分も増えるのですね。
 実例として、朝にガソリン携行缶の口一杯まで入れて、昼に開けたとたん吹きこぼれる等です。控えめに入れましょう。

2.水に溶けない石油類は電気が流れにくい物質のため、流動や動揺で静電気がたまりやすい性質がある。
 タンクローリー等は給油の流速を下げたり、接地アースをせよとなっています。
 バイクだと、、、ポリタンクだったらどこへ逃げているんでしょうか、、、

3.その他ガソリンの性質
 比重0.7〜0.8 水よりだいぶん軽い
 蒸気比重3〜4 蒸発した気体は床へ向かう
 引火点-40℃ 極寒でも火を近づければ燃える
 発火点300℃ 意外と高い
 沸点40〜220℃ この差は何だか知らないけど合格した(^_^;)

4.ガソリンの消火方法
 非水溶性で軽いため、水をかけても表面に浮いて油膜が広がり、かえって燃焼が広がってしまう。
 適しているのは粉末消火器、CO2消火器、泡消火剤、霧状強化液、ハロゲン化物(そんなもんどんなもんやしらんけど)

軽油は引火点が45℃と高いのに対して発火点は220℃と低いのでディーゼルエンジンに向いているんですネ
灯油もほぼ同じ数値なので、寒いときストーブに点火するのに予熱がいるんですね〜
editor てら

SWANSのゴーグルにティアオフをつける

ティアオフを付けるにはゴーグルかレンズにそれ用の突起が付いてないといけませんが、自分のはそれが無いタイプで、お金を使わずに作ってみよーというのがこのページです。

(その後、このタイプ用のティアオフをチームメイトT氏からプレゼントされ、売ってる事を知りました。あるんですね、ちゃんと。突起を付けるパーツも付属してました)

この写真のような形にPETフィルムを切って、レンズがはまっているスキマに挟み込むだけです。

ちょうど良い形のが出来たら1枚取っておいて以降の型紙にします。
新しいPETフィルムの上に重ねて油性マジックでぐるりと輪郭を書き、ハサミで切るだけです。指掛けの穴は半分に折って半円を切ります。
矢印の所をくびれた形にするのがポイントです。

この写真は装着状態。2枚重ねて取り付けてあります。先に取り付けたフィルムの指掛け部を折っておいて2枚目を取り付けます。1枚取ると2枚目の指掛けが出てきます。

これの一番難しいところは30〜50ミクロンの厚さのPETフィルムを入手出来るか?と言う事でしょうか。
私の場合はこういった物が仕事場にころがっているのでいいのですが、、、

中津川EDで使ってみましたがちゃんとめくれましたし、いい感じでした。
次回、サバイバル広島でも使用します。

1枚だけはさんでおけば、捨てなくてもレンズのキズ防止に役立ちます。
editor てら

blog information

>> Latest Photos
>> Recent Comments
>> Links
1 / 2 >>

(C) 2024 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.

このページの先頭へ